お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

お父さん、やっと気づいたね!

息子が生まれてからの物語68話目。

前回の続き。

 『息子の誕生』←ここからスタートしてます。

 

息子を好きなだけお風呂で遊ばせておきながら、

心の中では「早く上がってよ」と思っていた私。

 

息子の長風呂に、ついに待ちきれなくなり、

心の中でプチッと切れた。

と同時に吹っ切れ、

本当に「好きなだけ遊んでいいよ」と思えた。

 

すると、それから息子が早く上がり始めた。

 

なんでだろう?

 

自分の心の中をずっとのぞく。

 

 

あっ。

 

そうか。

 

私は息子に好きなだけ

遊ばせてあげようと

思っていけど、

本当に好きなだけ

遊ばせるのではなく、

私の許容範囲の中での

好きなだけだったんだ。

 

でも、それに気づいていなかった。

 

だから、

私の許容範囲を超えると

「早く上がってよ」と

イライラしてきたんだ。

 

 

ペーシングが何で

上手くいかなかったか

わかった!

 

ペーシングの基本は、

相手に寄り添う気持ちだ。

 

相手の気持ちを中心に考える

ことが大前提だが、

私は、いかに息子を

自分の思い通りにするか

でペーシングをしていた。

 

コントロール願望丸出しだ。

 

コーチングの研修で

伝えているのに、

自分が真逆のことを

やっている。

 

あっ、そうだ。

 

そもそもが

息子を好きなだけ

遊ばせてあげる

という父親であることに

自己満足していた

かもしれない。

 

だんだん私の心の中の垢が

はがれ落ちてくるようだった。

 

そして最終的に気づいたのは、

 

私は執着のかたまり

だったこと。

 

だから、

「好きなだけ遊んでいいよ」

とすべてを手放した時に、

 

お父さん、やっと気づいたね!

 

と息子はお風呂から上がってくれたんだ。

 

お父さんは、

最初は存分に遊んでいいよ

と言ってたけど、

だんだん心が変わっていって

早く上がれ、早く上がれ、

ってなってきた。

 

表面的に、

いいかっこしている

だけじゃないか。

 

お父さん、自分の正直な

気持ちに気づいていよ。

 

だからぼくは

ペーシングにも乗らないし、

早くも上がらなかったんだよ。

 

 

そう言っているような気がした。

 

息子は私に

教えてくれていたんだ。

 

続く...。

 

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