お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

「お父さん、気づいてよ」と訴えていた息子

息子が生まれてからの物語53話目。

前回の続き。

 『息子の誕生』←ここからスタートしてます。

 

『3つの真実』を読み終えると、

至福感につつまれた。

 

挫折を味わった主人公は

最後に「おめでとう」と言われる。

 

挫折があって、

自分が見失っていたものに気づき、

本当の幸せを知ることができた。

そして、人生が変わり始める。

 

主人公と同じ境遇の私は、

自分が祝福されているように感じた。

 

この挫折がきっかけで、

人生が変わるんだ。

 

 

焦りと不安から解放され、

冷静に自分を見つめ直す。

 

 

リーマンショックが原因で

売上が激減したと思っていたが、

そうではなかった。

 

表面的には「お客様のお役に立とう」

と思っていた私だが、

本心では売上を上げることが最優先。

 

人材育成で、

「相手を信頼しよう」と言っていたが、

私自身がそういう人間ではなかった。

 

息子が入院・手術の時は、

息子や家族のことを一番に考えていた。

 

でも、息子の病状が落ち着くと、

仕事や自分のやりたいことが最優先。

24時間体制で息子の介護をしている

妻の悩みや不安をわかろうとさえしなかった。

 

そんな人間がお客様を

幸せにできるはずがない。

  

仕事の依頼がなくなる原因は私にあった。

 

私の人生の目的は、

仕事での成果、出世、お金、そして

人から「凄い」と認められることだった。

 

息子が何度も病気・入院・手術を

繰り返していたのは、

私に見失っているものを

気づかせようとしていたのではないか?

 

息子は自分の苦しむ姿で、

「お父さん、気づいてよ」

と私に訴えていたように思えた。

 

だが、私の本質的な生き方は変わっていない。

 

今の苦しい状況は、

それでも変わらない私に

神様が気づかせてくれているんだ。

 

この状況を素直に受け容れることができた。

 

こうなってよかったんだ。

 

 

息子が生まれてからは、

自由になる時間はほとんどない妻。

気管切開した息子の介護が

一生、生活の中心になるであろう妻。

 

私は自分の仕事が上手くいかないことまで

妻に押しつけていた。

 

 

それでも妻は、私を信じてくれていた。

 

 

続く...。

 

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