お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

人生の達人!!

今日は書道教室の日でしたが、

台風のため中止。残念。(>_<)

 

息子が書道教室に通い始めたのは、

特別支援学校の中学部に上がるとき。

 

小学部の時に、

息子が持ち帰ってくる

書道の作品を見るだけで、

息子が楽しんで書いているのが

わかりました。

 

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息子の小学部時代の書道の作品

 

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息子の小学部時代の書道の作品

 

中学部になると

書道の授業がなくなると知り

息子が楽しんでいる書道を

続けさせてやりたいなぁ~

と思っていました。

 

するとタイミングよく

東障がい者フレンドホームで

書道教室があるのを知り、

通うことに。

 

息子の横で、

書を楽しんでいる様子を見ていると、

やっぱり独創的な作風で、

次第に芸術家のように見えてきます。(*^_^*)

 

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書道教室の息子(14歳)

 

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書道教室の作品

 

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書道教室の作品

 

先生も息子が楽しめるように、

見守ってくださり、

息子もだんだんと筆遣いの自由度が

加速していきます。

 

いつしか書くというより、

筆についた墨を飛び散らすように。

 

その方が楽しいようです。

 

書道教室に通っている目的は

息子に楽しんでもらうこと。

 

先生も、

自由に墨を飛び散らせるように、

息子専用の部屋を用意してくれます。

 

息子の遊びもエスカレート

どんどん墨を飛び散らすように。

 

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書道教室・別室で墨を散らす息子

 

先生は

息子様に大きな用紙を準備して

飛び散る墨を作品にしようと

してくれます。

 

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大きな用紙に書いた作品と息子・彰悟

 

私も息子といると

息子がどうしたら楽しめるかを

いつも考えているのですが、

 

書道の先生も

息子の特性を活かし

楽しみながら書ができるよう

最大限に考えてくださいます。

 

ありがたいです。

 

と同時に、

先生や私たちが

息子のよさを引き出し、

楽しませたくなるような気持ちを

息子が引き出してくれるような気もして

そう考えると、

やっぱり息子って凄いなぁ~と思います。

 

本当は、

みんながそれぞれの特性を認め、

寄り添ったり、引き出すのが、

社会の本来の姿で、

息子といると

それを教わっているようです。

 

以前の私は、

そういうタイプじゃなかったもので。^_^;

 

書道教室に通うことを

娘(息子の2つ上のお姉ちゃん)に

言ったときのことが

今でも、印象に残っています。

 

「彰ちゃん、

 書道教室に通うことにしたよ」

 

「えっ、かわいそう」

と娘が一言。

 

その時、私が思ったのは、

娘は、書道教室に通う弟を

かわいそうだと思っているんだ。

娘にとって書道とはつらいことなんだ。

 

娘を書道教室に通わせたことはないので、

書道は学校のみ。

学校の書道の時間は娘にとっては

苦痛だったようです。

 

普通は、

基本の型を覚えて

お手本を忠実にまねることから始まります。

 

でも、

息子の場合は、

それを超越した世界にいるので、

存分に楽しんでいます。

 

そういう状況を自ら作り出すように

生まれた息子は、

私に違う世界を見せてくれているし、

 

そういう世界を広げていくことが

息子、そして私の役割のような気もします。

 

でも、その前提として

息子は赤ちゃんの時から

ものすごい試練に耐えてきたので、

そこを通り越しての自由だから

説得力があるとも思っています。

 

そう考えると

息子・彰悟は人生の達人です!!

 

 

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