お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

イヤなことはイヤ

子どもの頃、

何でこんなことしないと

いけないんだろうと思っていたこと。

 

・ドッジボール

 →人にボールをぶつける競技っておかしい。

 

・運動会の組体操の高いやぐら

 →高所恐怖症で高いところが怖い。

  3段目や4段目は落ちたら大ケガする。

  

 

・給食でキライなものを食べること

 →残すのはいけないので、

  気持ち悪くなりながら食べる。

 

・いつも焦って給食を食べること

 →食べるのが遅いため、

  いつもクラスで最後になり、

  昼食後の掃除の時間になってしまう。

 

好きな人だけでやればいいのに

学校では強制的にさせられます。

 

決まりなので誰にも言えず、

いつも心の中で

イヤだな~

おかしい(理不尽)

と思っていました。

 

それが息子は、

私が理不尽だと思っていたことを

正々堂々と拒否します。

 

・ドッジボールはない(できない?)し、

 運動会の組体操はない(できない?)し、

 運動会のかけっこも走らなし、

 ダンスも自分の好きなように踊る。

 

・給食ではキライなものは食べないし、

 そもそも小さい時は偏食がすごかった。

 

・食べるのはめちゃめちゃ遅い。

 でも焦らずあわてず自分のペースで

 ゆっくり食べる。

 

子ども頃の私から見ると

うらやましいし

自分をつらぬく姿あこがれ

すら感じてしまいそうです。

 

 

ある人から言われたことがあります。

 

息子は自分の気持ちに

正直に素直に生きるために

障がいを持って生まれてきた。

 

障がいそのものは困難だけど、

その方が生きやすい。

 

周りの人も、大目に見てくれるし、

考えを押し付けられることもない。

 

 

私は大人になって、

様々なことを学び、

やっと10年前ぐらいから、

自分の気持ちに正直に

イヤなことはイヤ

と、はっきり言えるようになりました。

 

ずいぶん生きやすい

です。

 

息子は生まれながらにそれをやっている。

 

凄いな~。

 

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運動会のかけっこでゆっくり歩く息子

 

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