お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子から教わったこと

ダウン症・呼吸器機能障害・音声言語障害のある息子のお陰で、毎日を幸せに生きられるようになった学びと気づきを綴ります。

息子が24歳の誕生日を迎えました。

今日は息子の24歳の誕生日。

 

誕生ケーキでのお祝いは、

一日早く、ゆっくりできる日曜日のお昼に。

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息子もニコニコ笑顔で

誕生ケーキの前に座ります。

 

みんなで「ハッピーバースデー」を歌った後、

息子は口から息が出ないので、

私がロウソクの火を吹き消します。

 

「フーーーーー」

 

煙が息子に向かわないように、

息と手で煙を反対側へ。

 

美味しいケーキをいただきました。

 

 

息子は24歳になりますが、

小さい子のようなかわいさもあります。

 

数日前にお風呂で遊んでいる息子を

じいーっと見ていたら、

私の視線に気づいた息子が

私に顔を近づけて、

私をじいーっと見つめ返してくれました。

それが、赤ちゃんの時のようでかわいい。

 

こんな感じでずっーと親として過ごせるのは

なかなかないと思うし、幸せです。

 

子どもが2、3歳ぐらいに時に

「今が一番かわいいよ」とよく言われますが、

息子の場合は、

それがずっーと続いている感じです。

 

でも、何より凄いのは、

何度も窒息して、苦しい手術を乗り越え、

口で呼吸できず、声も出せないけど、

全部を受け容れ、今を楽しく生きる姿。

 

「子どもは親の背中を見て育つ」

と言われますが、

私の場合は、

息子の背中を見て成長させてもらっています。

 

息子の親として24年、

本当に貴重な体験がたくさんです。

 

今からちょうど1年前に

息子からの学びと気づきの講演活動を始め、

昨年9月に、このブログを開設。

 

多くの方に、

息子のことをお伝えすることができ、

同時に嬉しいご感想を沢山いただきました。

 

みなさま、本当にありがとうございます。

 

今の私があるのは、

色んな方との出会いや学びのお陰ですが、

やっぱり息子の存在が一番。

 

人生って、

一見不幸と思えることの中に、

大きな幸せのヒントが隠されていて、

それを探し当てる旅

のような気がします。

 

息子が生まれてダウン症と聞いた時、

息子の将来に不安を感じ、

口からの呼吸も声もなくなったけど、

そのお陰で、私も変わることができ、

当時の私には信じられないぐらい、

毎日、息子との生活に幸せを感じながら

生きることができています。

 

 

ありがとう。彰悟。

 

今のお父さんがあるのは

しょうちゃんのお陰です。

 

これからも楽しんで

人生を生きていこうね。

 

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